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2002年2月10日《貴子 to 川口》
一惠さんへ
こんばんは。クーちゃんが天国へ旅立ってから1週間が過ぎました。この1週間、私もまわりで本当にいろんな出来事がありました。
今日は、ところさんの家に行ってきました。やはり、想像していたよりも新しい家に慣れる事は難しいようでした。もちろん、ところさんは頑張って時間をかけてみますと言ってくれています。私は迎えに行った日にしか会っていないので、顔を見せるとかなり怯えていました。ごはんもお水もたくさん食べてはいるものの、全くなれてくれる気配はありません。ストレスでウランちゃんの胸の毛が丸くはげてしまいました。可哀相だけど、どうしてあげる事もできません。やはり、前の子達の匂いも残っているのでしょうし、新しい場所というのが猫にとってストレスになると思いました。どうしても通らなければいけない事なので仕方がないと思います。ただ、早く、ところさん夫婦とお家に馴れてくれる事を祈るばかりです。ところさんは『この家は全部、この子たちの物なんだから!人間が一緒に住まわせてもらっているって思っているんだから。』って言ってくれました。
金曜日、健ちゃんの友達が飼っている『バドゥ』という1才半のメス猫が急に具合が悪くなったとの電話をもらいました。バドゥはとても元気な猫でした。病院の検査の結果は、血液のガン『リンパ種』でした。あと、4ヶ月生きる事ができるか分からないと言う事で、どうしたら良いのかと言う電話でした。次の日の連絡では、詳しい検査の結果、最悪の4ヶ月というのは大丈夫だろうと言う事でしたが、1週間に1度の抗癌剤投与をしていかなければならないとの事でした。前日の時点で肺に水がたまっていましたので、それを抜いたそうです。もちろんそのままにしていたら死んでしまいます。そして、抗癌剤投与をしない場合はまた、肺に水がたまる事になるそうです。80%の確率で良くなる方向に行くでしょうと言う先生の言葉を信じて、抗癌剤治療をして行く事に決めたそうです。
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道路で死んでいる猫などをいつも埋葬してくれます。事故にあった子も病院に連れていってくれます。本人も交通事故で片足と片目をなくしているのです。障害者として生きているので、古本屋での仕事をしています。とても優しい天使のような人達で、なぜ、そう言う人に限ってこんな辛い思いをしなければならないのかと思うととてもいたたまれない気持ちです。バドゥの治療には是非、プロポリスをお薦めしました!一惠さん、家ももう1つ買いたいと思いますので、合わせて2個送っていただけないでしょうか?宜しくおねがいします。バドゥの家も10月に引っ越しをしたばかりでした。引っ越と病気を結び付けてよいのかはわかりませんが、そう言うケースが多いのでアトムとウランちゃんには早くなついてほしいし、幸せに長生きしてほしいです。
そして、今日、のらちゃんを保護しました。ここ、数カ月ごはんを食べに来ている猫で、近所では何年か前からいた猫でした。多分、ポロちゃんの姉妹との話しも聞いています。今まで、家に来る事はなかったのですが、ここに来てから、外の猫小屋で寝泊まりするようになっていました。早くこの子を避妊させなければと思っていたのですが、私が動くのが遅い為に既にお腹が大きくなっていました。今まで痩せていたのはごはんを食べて無かったからかと思っていたのですが、そんな太り方ではないのです。昨日、お母さんと相談し、保護する事にしました。
今日の朝、捕獲器を仕掛ける予定でしたが、なんと、お母さんが既にだっこして捕まえていました。数年前、猫をだっこする事もできなかった人がのらちゃんをだっこしたと聞いて驚きました。少しは触らせてくれる猫でしたが、とてもだっことなると無理かなと思っていました。しばらくの間は、鳴いていましたが、外で寝ていたケージを入れてあげると中に入って大人しく寝ていました。何匹産まれてくるのか分かりませんが、この子の子供達には絶対に良い里親さんを見つけてあげるつもりです。母猫は落ち着いてから避妊します。
そして、悲しいお知らせがあります。今日、電話があり知ったのですが、12年の7月頃里子に行った『茶太郎』ことチャーくんが亡くなりました。それは2月2日の正午頃だそうです。ちょうどクーちゃんが亡くなったすぐ後です。
チャーくんの家も10月に引っ越しをしました。そして、新しい家になかなか慣れずにいたそうです。調子がおかしくなったのは引っ越しをする準備を始めだした頃からだそうです。まるで引越す事を分かっていたようだ。と話していました。病院に連れていってもどこが悪いのか分からず、とりあえず様子を見ましょうとの事で帰ってきたそうです。引越しの2日前、ごはんもあまり食べなくなってとても忙しいさなかにも病院に連れていってくれたそうですが、その時にも応急処置をした程度で原因が分からなかったそうです。
引越しをしてからどんどん元気が無くなってしまい、別の病院で検査をしてもらったら、『肝臓が悪くなっています。』と言われたそうです。その後、12月に入院する事になり、どうしても連れて帰ろうと思い病院へ行ったら、連れて行った時のキャリーバックの中に入れっぱなしで糞尿だらけになっていたそうです。先生に問いただすと、『具合の悪い子は動かさない方がいいんです。』と言われてしまったといっていました。怒りで爆発しそうになったと話していました。
その後、別の病院で良い先生に出会ったそうです。先生は「この子が阿部さんの家に来た、いきさつを聞かせてください。」と言い、母親を亡くして毎日泣いていた孫達がチャーくんが家族になった事でどんなに救われたかと、今、とても苦しんでいる話などをしたそうです。先生は、猫にはその子の寿命があり、チャーくんはその寿命を迎えているのだと話してくれたそうです。『噛むと言う事は神様で、飲み込むとい事は喉仏を通ると言う事だから、食べ物を受付けなくなったと言う事は、神様がもういいですよと言っているんですよ。だから、無理に食べさせてはいけないんです。』と言ったそうです。
クーちゃんが急にごはんを食べなくなったと言うのもきっと神様が『もういいですよ』って言ったのでしょう。何となく、その話が良く分かる気がして電話越しに2人で泣きました。そして、子供達も泣いていました。
チャーくんは、火葬をせずに土に返しました。本当は火葬しようとしたのですが、おねいちゃんがチャーくんを抱き締めて『絶対にお骨にしないで、熱いのは可哀想だからダメ』って泣きじゃくったそうです。3才の時にママを病気で亡くし、火葬場で骨になって出てきた事をとても鮮明に覚えていて、チャーくんもママみたいにしないでと言ったそうです。なので、毎日行ってあげられる近くの土手に深く穴を掘り、バスタオルにくるんで、ごはんとお花を入れて埋めました。と言いました。
私は今日、チャーくんが眠る土手に行ってきました。土手だったので、花屋さんでふと思い立ちオオバコを買って植える事にしました。それとガーベラを買ったのですが、花屋の店にいた14歳の猫の話題から、「これから猫のお墓に行くんです。」と伝えると、1輪のユリとかすみそうが花の包みに入っていました。お墓で開けるまで気がつかなかったのですが、おじさんの心配りがとても嬉しくて涙がでました。
クーちゃんと同じ2月2日そして時刻も同じくらいで、とても不思議です。クーちゃんが連れて行ったのかもしれません。きっと今ごろ天国で仲良く遊んでくれている事と思います。あまりにも辛い事が多すぎます。でも、次の子たちの為に頑張って行かなくてはいけないと思っています。
阿部さんは何度も『本当に申し訳ない。ごめんなさい。』って謝っていました。でも、一生懸命世話をしてくれた事、かわいがっていてくれた事を私は知っています。私がチャーくんを里子に出した時に子供達に書いた手紙を今も貼っていました。毎日読んで、守っていてくれました。だから小さい子供のいる家でも逃げる事も無かったのです。
茶太郎を亡くした阿部家では、子供達が荒れているそうです。毎日泣いてばかりいるそうです。一番かわいがってくれたお父さんも仕事から帰るといつも『チャーが居ないだけで、どうしてこんなに家の中が違うんだろう』って言っているそうです。『チャーくんはきっと生まれ変わってくるよ。』って話しました。子供達は今すぐにも猫を飼いたいようですが、生まれ変わってくるまで我慢してねと言ってきました。2人とも『うん、待ってる。』って言ってくれました。
たまたま通りかかったペットショップで子猫を見たら、もうどうしてもまたチャーくんをってねだったそうですが、おばあちゃんとお父さんはお金を出して買う事は簡単すぎるから、こんな事になってお願いするのも申し訳ないのですが、どうぞ、子猫がいた時にはよろしくお願いします。ってお願いされました。縁があるのかわかりませんが、ちょうど今日保護した猫は数日後に子猫を産むでしょう。その子達がクーちゃんやチャーくんの生まれ変わりなのかもれないと思っています。
クーちゃんの事を悲しむ間もなく、沢山の事が起こっています。それを受け止める事も私の使命なのかとも思います。
今の私の願いは、バドゥが苦しまないで1日も長く生きてくれる事とアトムくんとウランちゃんが早く馴れてストレスの無い生活を1日も早く過してもらいたいと言う事です。
たかにゃん
2002年2月10日《川口 to 貴ちゃん》
貴&たまにゃん
うちのジイちゃんは、あんなに「誰も道連れにしてくれるな」とお願いしたのに、とても大勢連れて行ってしまいました。もうこれで4匹です。立て続けなので、とても辛いです。
前回(昨年の7月)のこの『往復書簡』の更新の部分には、ちょうどチャーくんの話題が出ていたんですよ。それも何かの偶然でしょうか。チャーくんは、あの家に幸せを運んでくれていたし、そしてまた生まれ変わって来るはずです。
今日保護した猫が出産したら、頑張って里子に出してあげようね。あともう何日でもなさそうだけど、報告を待っています。この時期まで来ても、お腹の子ごと子宮摘出すべきだと言う人もいますが、やっぱり出来ないよね。
辛い事が続きましたが、生きている子たちと生まれて来る子たちの為にも、元気で頑張ろうね。そう言いつつ、今夜は辛くて更新を休みました。でも、チャー君の事を、みんなに知って欲しくて、これだけアップしたら寝るつもりです。
色々と有難う。元気でね。
カズエ拝
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