この美術館は、坪山さんという無類の猫好きの女性が作ったもので、横浜山手の外人墓地近くの瀟洒な建物の1階にあります。小さな美術館ではありますが、展示品の質・量ともに感嘆の息を漏らすでしょう。 美術館は、猫関連の美術品を展示する部屋と、工芸品を中心とするショップ『赤い靴』に分かれ、美術品とされるものの中には藤田嗣治のエッチングや朝倉摂のリトグラフをはじめとする数々の絵画や江戸時代の浮世絵、世界各国の猫のオブジェ、更にはアンティークのビスクドールが所狭しと陳列されています。 ショップには猫のグッズが、これ又ため息の出る程に質の高いものばかりを厳選して、且つバリエーションを見せています。いわゆる「ファンシー・グッズ」を避けて、ガラスの工芸品、皮の工芸、絵葉書、アクセサリー、オブジェなど、手作り・手描き・手染めのものばかりを置いているそうです。私はここで、絵葉書と前頁のランプを購入した訳です。 入り口付近に飾られた各国美術館のポスターも素晴らしいものでした。私達の訪れた日は冷たい雨の土曜日で、館長のご主人がアットホームな感じで案内してくださいました。猫好きでなくても楽しめる、大人の猫の美術館です。
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