《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫の為の情報
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快適で危険の少ない飼育環境とは

(全ての写真は、クリックすると大きな画像が見られます)
>>脱走のケーススタディ集もあります

危険回避は飼い主の責任と愛情で・・・
お願いしたい最大のポイントは、完全室内飼いです。それが解かっていたとしても、不注意から屋外に出してしまう事がありますので、それを防ぐ為の努力は、家族全員で協力して下さい。いざ脱走してしまった場合、そのまま行方が判らなくなり、保護出来ないでいると死に繋がる危険が大きいのです。

そしてマンションのベランダから転落して死んだ猫が、あなたが知らないだけで実にたくさん報告されているのも大袈裟ではない事実です。

ご相談を日々たくさん受け付けていると、様々な事故の実態を知る事になります。死亡しないまでも大怪我を負う場合、落ちた事でパニックを起こしてそのまま行方不明になってしまった猫も何匹も知っています。そのまま脱走して保護出来るとは限らないのです。

努力次第で未然に防げる危険をそのままにしておくのは、少なくとも私の考え方では「無責任」と言わざるを得ません。あなたならどうしますか?


●あなたの猫だって例外なく「脱走」する危険があります
いかにあちこちで飼い主の不注意による脱走が多いか・・・という事を知って戴く為に、ケーススタディ集を作っている途中です。どういう脱走経路があるのか、どれほど辛く心配な思いをして捜索したか、どういう苦労の末に保護出来たのか・・・是非、知っておいて下さい。

脱走は人災です。そして他人事ではないのです。当事者がわざわざ辛い思いをほじくり返して下さったのは、同じ思いを飼い主にも猫にもさせたくないという願いからです。


ではこちらをご覧下さい >>脱走ケーススタディ集へ


そして以下に、脱走や危険防止の「目に見える努力」の数々を検証してみます。

●一戸建ての場合の脱走防止策

一戸建てのメリットは、猫を飼おうが夜鳴きしようが、アパート・マンションの規約に違反する事で苦情を言われる事がないという点でしょう。

猫程度の生き物がどんなに夜鳴きしようが、窓を閉め切っていれば隣家に迷惑をかける事はあり得ません。頭数に制限を受ける事もありません。勿論、常識的な範囲で、ご自分のキャパシティと相談して頭数は決めて下さいね。

開口部が多い一戸建てのリスク
建物の全ての面に、窓という脱出経路があるのが一戸建ての特徴です。中には「掃き出し窓」からも人間が出入りし、その時に猫が出てしまう危険もあります。家族が多ければ多い程、その危険は高まります。子供や老人の場合、注意が不足する事は残念ながら否めませんし、外に出てしまった事すら気づかない事も多いのが現実です。

残念ながら、一発で解決する方法はありません。しかし猫と暮らす楽しさ・喜びと引き換えに、ある程度の犠牲は覚悟出来なければ駄目なのだと思います。掃き出し窓から庭に下りたい場合は、猫を別室に一時的に閉じ込める位の配慮は必要でしょう。

また、窓からの脱走やベランダからの脱走もあります。それを防止する為には、窓を開けないのが一番ですが、外気が快適な季節には、窓を開けて空気を入れたいのも確かです。落下しても命に別状のない一戸建てのベランダで、多少でものびのび遊ばせたいと思う飼い主も多いのを知っています。

しかし、脱走は飼い主の不注意であり「人災」なのです。脱走させない飼い方が出来なければ、猫を飼うべきではないとも言えます。

その為に、一戸建てのお宅で工夫している例をご参照下さい。

高知県の一戸建ての金井おブリ様邸、2階のベランダ風景です(写真右)。特注ではなく、規格品のフェンスを上手に利用しています。要するに、アイデアの勝利ですね。

全ての面を、金属製のフェンスで上から下まで隙間なく囲っています。風も日の光も入り、ベランダでしかなかったスペースが、ちょっとしたサンルームと化している好例です。
横浜の川口家(私の家です)、1階の元リビング今は猫様のお部屋、2間幅の窓辺の風景です。

どうせ出来入りしない窓ですので、4センチのピッチで、ブロンズカラーのアルミの面格子を建物の外壁側に打ち付けて貰いました。サッシと網戸は今まで通りに機能します。

実は窓を開けたいと思う場所は、全てこうしてしまいました。元々面格子がはまっていたキッチンや浴室、洗面所では、そのピッチが少し広いので、その上からステンレス製の網をガッチリと固定してしまいました。これで万全です。

如何ですか?結構風情があって、実物を見た来訪者にもとても好評を戴いています。

マンションでの窓辺の対処の方法は続いて説明しますが、皆さんそれぞれが自分で創意工夫しています。自分では工事までは出来ないとしても、予想していた程には費用もかかりませんでしたよ。

やってもみないで毛嫌いするのは損です。こうする前よりも、こうしてからの方が窓辺の様子がずっと風情があるので、見た目にも大変満足しています。

格子越しに見える緑の木々や冬枯れの景色は、なかなか温かみがあって、入る日差しも柔らかく、猫たちも私達もお気に入りの場所となりました。

どの猫も、ここから外を眺め、窓を開ければ風も入り、鳥のさえずりも聞こえ、たまには網戸の外側にとまって騒ぐカナブンや蝉に大喜びしています。

但しこれは1階部分のみのお楽しみ。2階は窓など開けても夏は40度にもなるものですから、エアコンをつけ放しにして窓は閉め切りとなります。平屋に住みたかったですが、今生では無理です。

ここでご紹介したのでケーススタディに載せておりませんでしたが、やはり解かり難いとのご意見を戴き、改めてケーススタディに掲載致しました。ご参照下さいませ。(>>ケース2
●マンション・アパートの場合の脱走防止策

マンションは一戸建てに比べると脱走経路が少ないのがメリットですが、それでも賃貸の場合には勝手な改築が出来ませんし、分譲の場合でもベランダ部分などは規約で改修や物の置き方が制限されている場合が殆どですので、それなりに工夫しない事には脱走防止やベランダからの転落防止が出来ません。

うちの子に限って・・・と思っている飼い主は、事故が起きてからでないと学習出来ないのでしょうか?

ともあれ、ちょっとした工夫で玄関へのすり抜けを防止し、ベランダへ出さない努力をしている実例をご覧戴きたいと思います。

 >>脱走と脱走防止のケーススタディ集にも、脱走防止策の具体例があります。ご参照下さい。

横浜市の浜邸は、分譲マンションの1階です。しかし急勾配の傾斜地に建つ為、ベランダから下はかなり落差があります。ベランダから落ちたら下は崖ですので、怪我はないとしても猫が自力で戻れる高さではありません。

それだけに日当たりも風通しも良い、かなり環境の良いマンションの一室です。

しかし引っ越し前に、工務店でしっかりと改築しました。窓という窓には、全て内側にレールを増設し、白木の格子戸を付けました。ベランダに出さずとも、窓辺で充分日光浴も出来ますし、夏は風に吹かれて涼んでいます。格子戸には、ロックも付いています。

もう一つ忘れてはいけないのが、帰宅して玄関ドアを開けた途端にドアからすり抜けて出てしまう場合の対策です。これに関しても、浜邸では廊下と玄関の間に、格子戸を作りました。ここにもロックがあります。

玄関に通じる格子戸は、窓の高さの規格と違う天井までの高さはありませんが、足場にしてよじ登れないようにと、横の枠の高さが50センチ毎になっています。これも、日々の観察と試行錯誤の結果あみだされた、猫飼いの知恵でしょう。
玄関からの脱走防止に関しては、例えば宅配便が来る度、帰宅する度に気を使うものですから、他にも色々と工夫しているお宅が多いですね。

これは、大磯の鈴木邸の脱走防止ラティスです(写真右参照)。こちらは賃貸マンションなので、現状復帰が簡単な方法を考えたそうです。

両端を固定してあり、伸び縮みする構造のラティスで開け閉めが出来るタイプです。運動能力の高い猫が本気を出せば、よじ登って向こう側に行けるでしょうが、時間稼ぎは出来ます。これで駄目なら、上にもう一個取り付ける事も考慮に入れているようです。

こうしたものが取り付けられない場合は、玄関に直接通じるスペースまでは、猫を開放しない事も考えた方が良いかも知れませんね。
脱走防止とはちょっと違うのですが、刃物や火を使うキッチンも、猫が怪我をし易い場所と言えるでしょう。鍋をかけて火のついたコンロに飛び乗って火傷をしたり、猫も大好きな食材(イカやホタテ、鶏肉やハムなど)を刻んでいれば、躊躇なくまな板に飛び乗る猫もいます。

そんな時の危険を防止する為に、横浜のニシムラ邸では、こんな工夫をしています(写真左上参照)。カウンターキッチンに、突っ張り式のフェンスで開閉自在のネットの扉が付いています。柔軟な発想で市販品で色々と探せば、便利なものがありますね。

彼女のところも分譲マンションですが、目の前は交通量の多い国道で、もちろんベランダには出していません。しかし窓辺は、猫たちのお気に入りの場所として活躍しています。

上記はいずれも特注で施工したものが多いのですが、>>玄関用のルーバー扉や、>>テラスや窓用のルーバー雨戸も色々とメーカー規格品があるようですので、検討なさってみては如何でしょうか?


 
>>脱走と脱走防止のケーススタディ集にも、脱走防止策の具体例があります。
ではこちらをご覧下さい >>脱走ケーススタディ集へ


猫にとっての快適な環境とは?

野良猫と比べたら、家の中でだけ過ごせる飼い猫は、ずっと環境に恵まれていると言えるでしょうが、それでも真夏の暑さでは放置しておくと熱射病になる猫もいますし、真冬の寒さが身体的なストレスを呼ぶ事もあります。

また外で自由に遊べる野良猫は幸せだ、飼い猫も家に閉じ込めるのは可哀想だから外に出入り自由に飼うのだと言う人がいますが、交通事故や虐待、または病気の感染といった危険が多い外よりも、安心して暮らせる室内でのみ飼う事は今の社会では常識であり、猫にとって幸せと考えています。

外に出して自然のまま・・・等と言っていられる人は、虐待や交通事故に遭って悲惨な状態の猫をお世話した事、そしてむごたらしい死に方をした猫を見た事がありますか?

あるいは外に出す事で猫嫌いの人達に迷惑を掛ける事があれば、それは猫飼いとしても社会人としても無責任で恥ずべき事です。無責任な飼い主の為に、可愛い猫が嫌われて苛められては可哀想です。



完全室内飼いを実践する中で、少しでも自分の愛する猫たちに快適な環境を与えてやりたいと工夫して、健康で楽しく長生きさせようではありませんか。

●遊び場

家の中でも、外に負けない位遊びはたくさんあります。むしろ外敵に怯えずに済むだけ、室内では安心して純粋に遊べます。室内飼いしていても野生は失われていない事を、飼い主たちは身をもって知っているはずです。冷蔵庫の上、カーテンレールの上、仏壇の中・・・どこでも遊び場に出来るのですから。

ここでお見せするのは、我が家での猫たちの遊びの風景です。オモチャなど直ぐに壊してしまうので、若い猫たちには家の中で充分運動が出来るよう家具の配置を工夫しています。どこでも乗り放題。右の写真は、高さ180センチはある本棚に載って爪を研いでいる風景です。捨てたいと思う使わない古い家具も、猫たちのアスレチックジムだと思って置いています。

古い家なので1階の天井は高く、梁に乗って寛いでいる子もいます。我が家で梁に乗るのは、何故かメスばかりです。

オスとメスのどちらが暴れん坊かと言えば、圧倒的に我が家ではメスですね。

どうやって足場の少ない本棚に載っているのか不思議でしたが、決定的瞬間を捉えました。なるほど、宙を飛んでいたのです。これもメス(サビですから)です。

しかし、我が家のオスも負けてはいませんでした。3階建ての大型ケージの上で、干物の真似をして喜んでいるオスもいました。「オエッ」という顔をしていますが、実は楽しいらしいです。

この子はどうやって上まで行くかと言えば、ケージの壁を一瞬で駆け登ります。その姿は、さながらヤモリかゴキブリのようです。
●温度・湿度を適切に保ちたい

完全室内飼いで猫の住環境を考えた場合、もちろん家の中の一番快適な場所を猫が選んで移動するでしょうが、家中どこへ行こうと暑くてあるいは寒くて堪らないという場合もありますよね。

夏の場合で言えば、窓を開け放てないマンションもあるでしょうから当然室温は上がりますし、一戸建てでも2階は凄く暑くなる場合もあると思います。我が家がまさにそれです。外気温が30度にもなる日は、2階の室温は軽く40度を超えます。南側にしか窓がなく、風が通りませんので、やむなく夏場はエアコンをつけっ放しにして室温を管理しています。



猫はもともと暑い地方の生き物だし、網戸にして風を通しているから大丈夫・・・と思っていませんか?

網戸は虫除けであって、猫の脱走防止にはなりません。本気で体当たりすればレールから外れて、猫と網戸が一緒にぶっ飛んだという家もあります。また爪研ぎされた網戸(好きですよね、網戸での爪研ぎ)はもろくなっているので、頭で突き破る事も簡単でしょう。


そこで脱走防止策に話が戻ります。電気代のバカにならないエアコンは使いたくない、窓に特別な脱走防止する金もかけたくない・・・では、あなたの猫は可哀想かも知れません。



寒さも意外とストレスとなり、老猫や仔猫の身体には堪えます。

我が家では乾き過ぎないようにと、冬はエアコンは止めて、オイルヒーターと水フィルタの空気清浄機兼加湿器にしました。

過保護と言われようと、いざ具合が悪くなってから騒いでも遅いのです。乾燥する季節に、猫たちが目をやられる事が多いのも、皆さんよくご存知ですよね。加湿してやると、随分と違って来ます。適切な湿度といしうのがどれだけ大事か、思い知る例です。



夏場の湿度の高い季節にも、年寄り猫は具合が悪くなる事が多いですし、高温多湿でカビやダニ、雑菌の繁殖も盛んになるでしょう。




そういう訳で、季節に合わせた湿度管理も大切な課題かと思います。

冬には加湿し、夏には除湿する・・・全く忙しい事です。しかし温度と湿度をコントロールしていると、ダニやカビの発生がかなり抑えられ、猫だけではなく人間にとっても快適なのです。

●危険なものを猫の居る室内から排除する

人間の赤ちゃんを育てた事のあるお母さんだったら既に実践済みだと思いますが、赤ちゃんと同様、猫には口で言ってもわかりませんので、口に入れたら危険なもの、そして触れたら怪我をするようなものを置かない事も大事です。


1.ゴミ箱や灰皿は蓋付きを・・・
ゴミ箱をひっくり返したり、中に入ったり、ゴミを口に入れたりする事は朝飯前です。飼い主にとっては危険に感じないものも、実は危険を孕んでいます。

ビニールを食べる異物食いの猫が時々います。おなかに溜まって出て来ないで、開腹手術する事も・・・。

布や糸くずを食べて、やはり胃に溜まって重篤な状態に陥った犬や猫もいます。これも開腹手術で一命を取り留めた例もたくさんあります。

糸くずは、タオルからも出てきます。タオルのループに爪を引っ掛けて糸を出し、それを食べて胃に溜めてしまった猫も、大変な思いをしました。

包帯やマスクを食べてしまった犬が、胃に溜まって水分すら摂れなくなって、お腹を切って一命を取り留めたケースもあります。


煙草の吸い殻は勿論、毒です。


こうしたものが、猫に簡単に手が届く状態にあるのは危険である事は言うまでもありませんが、意外とゴミ箱のゴミが剥き出しになっている事が多いのも事実です。


2.中毒を起こす食べ物や植物を出しっ放しにしておかない

玉葱や葱が、犬や猫にとって危険なたべものである事はご存知でしょうか。死に至る事もありますので、決して与えないばかりか、簡単に手の届く場所に置かないようにしましょう。

観葉植物や植木にも、猫にとっては毒性があるものもありますので、ご興味があれば調べてみて下さい。うちは一切、鉢植えや生きた植物を猫のする室内に置かないようにしています。

別の意味でも、土を室内に持ち込まない事は大事かも知れません。土の中には、カビの菌も、有害な細菌も含まれています。それを換気の悪い室内に持ち込む事で、細菌感染やカビを増やす結果になっては嫌だからです。


3.キッチンは危険が一杯

包丁やフォークをイタズラして怪我をしたり、菜箸をくわえたまま調理台から飛び降り、喉に刺さって死んだ猫の例も聞いています。

ガスコンロが熱くなったまま、剥き出しになっていると、ガス台に飛び乗って火傷をする猫もいます。電磁調理器でしたらその危険は無いでしょうが、我が家ではコンロが熱いうちは、水を張った鍋を置いて猫が飛び乗れないようにしています。


4.電気製品のコードを噛むのは猫の大好きなイタズラ

コードを噛まれて使い物にならなくなったという例は、山ほど聞いています。そしてコードを噛まれては、ショートして発火し、火事になる事もあり得ます。

コード類を猫が噛むのを防ぐ為の用品も売られていますので、ご利用になると良いかも知れません。


5.落とされたり壊されては困るような飾り物は、置いておく方が悪い

猫には物の価値など解かりません。遊びに夢中になって、つい落としたり壊したりしてしまう事は日常茶飯事ですから、壊れ易い物を剥き出しで飾って置かない事をお薦めします。


※以上、とりあえずまとめましたが、他にも付け加えるべき事柄があるかも知れませんので、随時更新する予定です。

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