太郎くんのSOSは終了致します。

2002年7月21日更新

皆さんの応援を頂いた太郎君は、お迎えに行って一時預かりいて下さっていた
神奈川の理重さんが、そのままおうちの子として下さる事になりました。

たびたび病院にもかけて頂いて、すっかり容態も安定し、
幸せに穏やかに生活している様子を報告していただきました。

安楽死を勧められても、頑張って保護して下さった杉田さん、
そして太郎くんに愛情を持って引き取ってくださった理重さんに
心から感謝いたします。



尚、太郎くんは今後まだ手術や通院が必要な状態です。
必要に応じて、《猫の手倶楽部》より支援は続けさせて頂きたいと考えております。
引き続き、ご支援賜りますよう、お願い申し上げます。




SOSの内容は以下の通りでした。

(仮名)太郎のお家を求めます!!



2002年6月2日発信

この太郎(仮名)は、交通事故に遭ったと思しき頭部のダメージと
足や腹部の筋肉への損傷を受けて動けなくなっているところを発見されました。

獣医には「野良猫」であるという理由で何度も安楽死を勧められたものの、
その決心がつかずご相談を受けました。

安楽死推奨派の方々もいるとは思いますが、大変に人懐っこい猫だと聞いて、
困難ではあっても里親探しと今後の治療の支援を決意しました。
そこに至るまでの逡巡は、保護主さんも私も同様です。

「安楽死」という言葉があった為、最初はストレートに心の中に入って来なかったのは事実です。
しかし何度もやりとりを繰り返して、電話でもお話している中で、
保護主の杉田さんの実直で真面目なものを感じ、
SOSとして全国に呼びかけをさせていただく決心をしました。


これまでの経緯を、保護主である杉田さんがまとめてくれています。

【保護の経緯】

5月20日 
夜8時頃、うちの物置にうずくまっている猫を発見。
鼻と口付近には血が付いて、口は絶えず半開きに。口の右側が少し裂けているようにも見えました。車にはねられていると思われた為、弟と話し合い、猫を保護。急患として動物病院に連れて行く。

お金がすぐに出せない、野良猫という事から触診のみしてもらい、獣医さんの見解は、

 ・顎の骨が折れているかもしれない
 ・頭を強く打っていて目が見えてない
 ・下腹部から下肢にかけての筋肉(膜)が裂けている
 ・内臓は大丈夫みたい
 ・顎以外の骨は大丈夫みたい

重症の部類で、このままいたら2〜3日で死んでしまう。最悪だけど、安楽死という方法もある、そう言われました。

安楽死はイヤだったので、結局、この日は注射器による投薬と点滴のみとして、そのまま入院させて様子を見ることにしました。

5月24日 
目が少し見えてきているようだと獣医さん。
点滴のみで、餌を自力で食べられない様子です。このまま、自力で食べられないのであれば、放してもすぐに死んでしまうだろうと言われました。ここでも安楽死について話しが出ましたが、たぶんこの猫は生きる力を持っているはずと考え、入院を延長させました。

20日から24日までは、仕事中でも安楽死の事で頭がいっぱいでした。生きようとしている命を絶つという事、ホントは猫が死を望んでいるのでは?など、いろんな思いが頭を駆け巡っていました。

5月28日 
獣医さんが猫の口を診てくれていて、奥歯が2本折れているのを見付けてくれました。この折れた2本が邪魔になっていて、口を閉じる事が出来なかったのだと。餌を自力で食べるようになったと聞き、一安心。

しかし、家族は猫嫌い。祖母は足が不自由で、祖父は痴呆症とお金や世話が掛かる状況。この先、猫をどうしようか迷って、ネット上をみていると川口さんのHPを発見。川口さんにメールを出して指示を仰ぐ。

5月30日 
猫を退院させる。
発見した物置に連れ帰り、放すと自力で歩き回る。

5月31日 
外に出せ!私や弟を見て鳴く。随分と元気みたいです。
そんな姿を見たら、安楽死させなくて良かった、そう思います。


6月1日現在、この太郎君は血尿が出ている事も判明。
また、耳も聞こえていないらしいと言われていますが、詳しい検査は
何一つされていないのが実情です。
顎の骨折や下半身の筋肉が裂けていることへの治療はどういう風にしてもらえるのか等、
担当の獣医とも直接話し合いたいと思っています。

一時的にでも家には連れ帰れないと思っていた保護主さんでしたが、
兎に角ご両親を説得して置いてくれています。
犬も猫も飼った事の無いご家族なので、トイレやケージのこと、
食事や排泄のことなど、アドバイスしながらお世話をして貰っています。
しかし長期間はとても無理でしょう。信頼のおける動物病院で診て貰えるよう、
その為にも支援して行きたいと思います。

静岡県磐田郡というところの保護猫ですのが、多少遠くても太郎くんが
移動に耐えられる状態であれば、搬送するつもりです。
一時的にでも預かっていただける方、または里親さんとして名乗りをあげていただける方を
広く求めます。何とかして助けてあげてください。

なお、他のSOSと同様、保護主さんとのやりとりを、可能な限り
ご覧いただけるようにしてあります。ご参照ください。
太郎メールへ
(一部、川口からのメールはオーバーフローして失われていますが、
大意はおわかりいただける流れになっております。)


6月7日 追記

太郎くんの一時預かりさんが決まりました!

その方のもとで、検査や治療をしていただける事にもなりました(太郎メール参照)。


引き続き、里親さんを募集しています。

今後の様子は、一時預かりの方とのやりとりでご覧いただけるようにする予定です。
宜しくお願いいたします。

 


カンパのお願い(終了しています)


保護主さんは「出来る限り頑張りますから大丈夫です」と言っていますが、
今後の治療や手術の方がまだ大変な事は容易に想像がつきます。
内臓にまで及ぶ損傷でない事を祈る気持ちです。

既に他のケースにも支援させて頂きつつあるのですが、

当HP《猫の手倶楽部》の基金から、この仔猫にも援助させて頂きます。


SOS一覧に戻る

《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》インデックスへ戻る