最初は普通に室内で大切に飼われていた猫でした。お子さんのアトピー発症がきっかけとなり、医者の勧めで犬小屋に繋いで外飼いされて3年半が経ちました。
何度か飼い主やご主人を酷く「噛んだ」凶暴な性格の猫を里子に出したいというご相談でしたが、その後のやりとりの中でよくよく聞いてみると、室内で飼っていた時からご主人が暴行していた事実がわかりました。
きっかけは、おかずの「おでん」をつまみ食いした事だったそうです。見ていられない程の暴行を加えたご主人に怯えての、威嚇と「噛む」という精一杯の防御だったと思います。
この子は、飼い主の認識が足りないために
6歳になる現在まで「去勢」もされておりませんでした。ご主人ではなく、可愛がってくれているはずの奥さんを噛んだ事件もありましたが、それは散歩中に茂みの中を嗅いでいた時にリードを引っ張った際の出来事だったと言いますので、発情したメスのオシッコを嗅いだ為に興奮状態ではなかったかと思われます。
最初のご相談のきっかけとなったのは、ご主人を噛んだ為、そのご主人が興奮して報復としてひどく暴行している事でした。(まるでこのご主人こそが凶暴なけだものですね。)
ご相談の翌日には、様々な過去の事実と現在のストレスの多い過酷な状況が解かってきましたので、緊急に保護してこちらで去勢し、里親探しをする事に決めました。
太い、犬用と思われる首輪を長年着けられていたため、首の周囲の毛は擦り切れ、皮膚も多少ただれています。
これは勿論、今夜にも獣医がはずす事にしています。 |
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顔は丸くて大きいのですが、身体はガリガリに痩せています。
いずれにしても、免疫力が落ちないようストレスを避け、大切にケア出来る方にお願いしたいと思います。 |
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2003年8月15日 近影
ケージを覗くと、「にゃっお〜ん」と高い小さな声で甘えて鳴きます。大きな身体に似合わず、物凄く可愛い声です。 |
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猫好き仲間の協力を得て急遽、飼われていた愛知県まで台風の真っ只中を迎えに行って貰い、そのまま病院に入院させました。
日頃はおとなしい、甘えん坊であったと聞きましたが、実物を見るとそれが頷けます。かなり穏やかで優しい顔をしていますし、初対面の我々に威嚇ひとつしません。
今までの辛い生活を思うと我が家で可愛がってあげたい衝動に駆られますが、ご承知の通り我が家は11匹の多頭飼いの上、病気の老猫が3匹、エイズキャリアが2匹、カリシウィルス持ちが3匹・・・という事情のため、3部屋での分散飼育環境です。スペースは確保出来ても、夫婦二人きりでは愛情をかける人間の頭数が足りません。これ以上増やす事は、むしろ猫たちに気の毒なので断念せざるを得ません。(お迎えに行ってくれた猫好き仲間も、10匹を超える多頭飼いで、近々更に4匹増えます。)
そこで里親さんを大募集させて戴きます。里親さんに望む事は以下の5点です。
1.今度こそ、終の棲み家となるべく、終生飼育して下さい。
2.今までのストレスの多い年月を考慮して、気長に精神的なケアをしてやって下さい。
3.適切な健康管理を、獣医と相談しながら続けてあげて下さい。
4.完全室内飼いをお願いする事は言うまでもありません。
5.金持ちの必要はありませんが、しみったれていない人にお願いします。
上記の条件を満たす方で、私との信頼関係を長く続ける覚悟をして戴ける方でしたら、独身男性だろうが同棲カップルだろうが里親さんになって戴きたいと思います。エリアは限定しませんが、獣医にかけられないような場所や、日本国外はお断りします。お届けの方法などは、ご相談の上で決めさせていただきます。
フルネームとご住所・電話番号を知られずに問い合わせだけしたいというメールにお返事出来る程には私の時間に余裕がありませんので、悪しからずご了承下さいませ。
追記:
残念なことに、FIVのキャリアである事が判明しました。しかしキャリアというだけでは、FIVが発症するよりは別の病気で死ぬケースの方が多いのは事実ですし、我が家にもキャリアの子がいますが、交尾したりウィルスが直接血液に入るような事がない限りは、グルーミングや食器を共にする程度では感染はしません。それを信じられない人には、無理にお願いは致しませんが、簡単にうつるとも無責任に言いふらさないで戴きたいものです。
隠れたキャリアの子たちはまだたくさんいるでしょう。そういう子たちだからこそ、良い環境で栄養状態も良く、ストレスのない一生を送らせてあげたいと願っています。そういう気持ちに賛同していただける方がいらしたら、是非アメ太をお願い致します。退院後は、我が家で引き取り、里親さんがみつからなければ我が家の12匹目の猫にする覚悟です。
尚、元の飼い主(奥さん)は、今回の件を通じて猫をどう飼うべきであったか、アメ太にどれだけ申し訳ない事をしてしまったかを改めて理解し、去勢や治療費の一切を負担する事と、今のご主人との生活では決して生き物を飼わないという事を約束してくれています。
彼女自身も大きな過ちを犯したかも知れませんが、悔いています。こちらの言う事を素直にきちんと理解した上で、アメ太の今後を見守りたいと決意しています。アメ太を愛していたと言うのは、決して嘘偽りではないと思います。ですので、掲示板にご相談があった当初はショッキングな内容でお騒がせ致しましたが、最悪の場合でも私が引き取るという覚悟に免じて、どうかこの元の飼い主さんの事はそっとしてあげて下さい。